青色申告承認申請書 TOP

こんにちは、坊主女です。


会社員がブログで副収入を得たり、専業主婦が手作りアクセサリーの販売で収入を得たり。

そういった収入をきちんと申告し、節税効果を得るには開業届の提出だけでは足りません

今回ご紹介する「所得税の青色申告承認申請書」の提出が必須となります。


書類の名前だけで頭が痛くなりそうですが、要するに

賢く節税したい!

確定申告の時には「青色申告」が必要

「青色申告」をするためには事前に届出が必要

なため、その「事前の届出」である「所得税の青色申告承認申請書」が必要なんですね。


青色申告の詳しい節税効果についてはこちらをご覧ください。


ではさっそく所得税の青色申告承認申請書 の書き方を解説していきます。

書き方は開業届よりずっと簡単ですよ!




【1】所得税の青色申告承認申請書の入手方法

所得税の青色申告承認申請書 の入手方法は、開業届と全く同じです。

1.最寄りの税務署で直接入手

書類を手に入れるだけならどこの税務署でもOKです(提出先は後述)。

どの税務署も、開庁時間は平日の午前8時30分〜午後5時です。

最寄りの税務署を知りたい場合はこちら

2.国税庁のホームページからダウンロード

もう一つは国税庁のホームページからダウンロードするという方法。

プリントアウトする手間はありますが、ダウンロード自体はいつでもできますから便利。

ダウンロードするにはこちら


【2】所得税の青色申告承認申請書の提出期限

続いて 所得税の青色申告承認申請書 の提出期限ですが、これには注意が必要です。

1.新たに事業を開始した場合

  • 1月1日〜1月15日に事業開始→その年の3月15日まで
  • 1月16日以降に事業開始→開業日から2ヶ月以内

具体的な日付で説明します。

(例)平成29年(平成29年1月1日〜平成29年12月31日)に開業し、その年の所得を青色申告したい場合
  • 平成29年1月1日に事業開始→平成29年3月15日までに提出
  • 平成29年6月1日に事業開始→平成29年7月31日までに提出
となります。

2.前年まで白色申告していた人が切り替える場合

  • 青色申告しようとする年の3月15日まで

これも具体的な日付で説明します。

(例)平成28年分まで白色申告していたが、平成29年分の所得から青色申告に変更したい場合
  • 平成29年3月15日までに提出


ではもし提出期限を1日でも過ぎてしまったら・・・?

その年は青色申告ができなくなり、白色申告しかできなくなります!

(例)で言うなら、平成29年分の所得がどれだけあっても青色申告による確定申告ができず節税にならないということ。

これはかなり痛いです。

ですので新しく事業を開始された方は開業届と同時に提出することを強くお勧めします!


【3】さあ、実際に書いてみよう!

青色申告承認申請書(完成版)
ではいよいよ青色申告承認申請書を埋めていきましょう!

開業届よりずっと簡単ですし、最初の方は開業届と書く内容も全く同じです。

※記入例はあくまでサンプルです。ご自身の状況に合わせて黒ボールペンでご記入ください。


☆開業届の書き方が知りたい方はこちらをご覧ください☆


①税務署名 ②提出日

青色承認①② 提出先 提出日
①税務署名 は、開業届と同じく ③納税地 を管轄する税務署名を記入します。

自宅で事業をする場合は、自宅の住所を管轄する税務署名を記入します。

管轄する税務署を調べるにはこちら

②提出日 は、⑪業務を開始した日(開業日) から2ヶ月以内実際に提出する日を記入します。


③納税地

青色承認③ 納税地
この項目も開業届と全く同じです。

納税地とは事業を行う場所のこと

個人事業主は自宅で事業を行う場合が多いと思うので、通常は「住所地」に◯をつけ、自宅住所(住民票に記載されている住所)を記入します。

電話番号は携帯電話の番号などでももちろんかまいません。


自宅以外の場所で事業を開始する場合は【参考】をご覧ください。

【参考】
  • 住所地:住民票があり、日々の暮らしをしている場所
  • 居所地:住民票のある住所ではないが継続して居住している場所
  • 事業所等:住んでいる場所以外で事業を行なっている場所(事務所・店舗など)
居所地・事業所等を納税地にすることももちろん可能です。

その際は納税地欄の該当するものに◯をつけ、居所地や事業所等の住所を書きます。

そして下の「上記以外の住所地・事業所等」に、実際暮らしている住民票の住所を記入します。


④氏名・生年月日

青色承認④ 氏名 生年月日
④氏名・生年月日 は、ご自分のお名前・フリガナ(カタカナ)・生年月日 を記入します。

印鑑も忘れずに押印してください(シャチハタ不可)。

開業届と異なり、個人番号(マイナンバー)の記入箇所はありません(平成29年現在)。


⑤職業 ⑥屋号

青色承認⑤⑥ 職業 屋号
⑤職業 は、開業届と同じものを記入します。

⑥屋号 も開業届に記入していれば記入、してなければ空欄でかまいません。


⑦申告年度

青色承認⑦ 申告年度
青色申告で所得税を確定申告し始める年を記入します。

事業を開始した場合、通常はその年の所得から青色申告をすると思うので ⑪開業日 が属する年を記入します。


⑧事業所又は所得の基因となる資産の名称及びその所在地


青色承認⑧ 事業の所在地
事業所を設けている場合はその所在地を記入します。

⑥屋号 をつけている場合は「名称」欄にも屋号も記入します。


自宅で事業をしていて屋号もない場合は、「名称」欄は「なし」と記入し「所在地」には納税地(自宅住所)を記入します。


⑨所得の種類

青色承認⑨ 所得の種類
通常は開業届と同じく「事業(農業)所得」に◯をつけます。

【参考】
事業所得:農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業から生ずる所得

不動産所得:不動産の貸付けなどによって生ずる所得

山林所得:山林を伐採したり、立木のままで譲渡することによって生ずる所得


⑩いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無


青色承認⑩ 取消の有無
初めて 所得税の青色申告承認申請書 を提出される場合は「無」に◯をします。

いままでに取消しを受けたり取りやめをした場合は「有」に◯をしその日付を記入します。

過去に取消しや取りやめがあった場合、取消しの通知のあった日又は取りやめの届出をした日から1年以内は申請が却下されることがあります


⑪開始年月日


青色承認⑪ 開業日
開業届の 開業日 と同じ日付を記入します。

1月1日〜1月15日に開業した場合は記入の必要はありません。


⑫相続による事業承継の有無

青色承認⑫ 相続
通常は「無」に◯をします。

相続による事業承継があった場合は「有」に◯をし、その日付を記入します。


⑬簿記方式

青色承認⑬ 簿記方式
簿記方式は重要です。

青色申告では65万円控除と10万円控除の2種類の控除額がありますが、65万円控除を受けるためには複式簿記を選択する必要があります


でも複式簿記なんてわからないし難しそう・・・。

と思われるかもしれませんが、現在普及している会計ソフトの多くは入力すれば自動的に複式簿記になります(私が使っているMFクラウド確定申告など)。

また、税務署の方も「今の会計ソフトで作られた書類ならほぼ65万円控除は受けられる」とおっしゃっていました。


ですので節税効果を考えると「複式簿記」を選択することをお勧めします


⑭備付帳簿名

青色承認⑭ 備付帳簿名
65万円の特別控除に必須な帳簿である「総勘定元帳」と「仕訳帳」には必ず◯をします。

それ以外の帳簿については必要に応じて◯をします。

私の場合は現金で物を買ったり、収入が銀行に振り込まれたりするので「現金出納帳」と「預金出納帳」に◯をしました。


でもこの備付帳簿名、知らない言葉ばかりでどれに◯をしたらいいかわかりませんよね?

私もわからなかったので直接税務署で聞いてみました。

【回答】
  1. 65万円控除を受けたいなら「総勘定元帳」と「仕訳帳」には必ず◯をする
  2. 他の帳簿は提出段階でわかっているものだけ◯をすればよい
  3. 確定申告の時に備え付ける帳簿が変更されていても問題ない
  4. 帳簿を提出する必要はない
帳簿って提出する義務はないんです!!!

私は全く知りませんでした。税務署で思わず「マジですか!!!」って言ってしまったぐらい。


帳簿はあくまでも保存の義務(7年間)があるだけ。

日々帳簿をつけることで確定申告に必要な書類が完成し、それを提出すればいいだけなのです。

その帳簿も提出書類も、会計ソフトなら勝手に作ってくれます。


ですので備付帳簿名は恐れることなくわかる範囲で◯をすればOKです。



お疲れ様でした!これで 所得税の青色申告承認申請書 が完成です!


【注】提出前には控えを取ろう!

開業届の際もお伝えしましたが、提出前には必ず控えを取っておきましょう。

所得税の青色申告承認申請書 については控えをどこかに提出したりすることはまずありませんが、何があるかわかりません。


また、書類を保存する癖をつけることは今後必ず役立つはずです。


【4】所得税の青色申告承認申請書の提出方法

控えを取ったらいよいよ提出です。

これも開業届と同じく2つの提出方法があります。

1.郵送

所得税の青色申告承認申請書 の ①税務署名 で記入した管轄税務署に郵送します。

【郵送の際に同封するもの】
  • 所得税の青色申告承認申請書(原本及び控え)
  • 開業届(同時に提出する場合。原本及び控え)
  • 本人確認書類のコピー(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 返信用封筒(82円切手)

所得税の青色申告承認申請書 は個人番号(マイナンバー)の記載が必須ではありません

そのため本人確認書類は運転免許証などでもかまわないのですが、開業届と同時に出すのであればマイナンバーカードの写し(両面)があれば1枚で済むので良いと思います

添付台紙のダウンロードは本人確認書類(写)添付台紙(国税庁)

2.持参

所得税の青色申告承認申請書 の ①税務署名 で記入した管轄税務署に持参します。

持参の際は本人確認書類の提示が必要になりますが、開業届と同時に提出するなら個人番号カード(マイナンバーカード)があれば1枚で済みます。

また、念のため印鑑や筆記用具も持参することをお勧めします(訂正の必要が出るかもしれないので)。

提出自体にはさほど時間はかかりません。

受理印を押された控えを受け取り、無事提出終了です!


まとめ

いかがでしたでしょうか。

記入欄内容の多くは開業届と被っており、簡単に記入できたのではないかと思います。


所得税の青色申告承認申請書 を提出することが節税への第一歩となります。

これからは帳簿付けなどの作業がありますが、確定申告に向けて随時記事を更新していきますので一緒に頑張っていきましょう!



私は確定申告に向けて「MFクラウド確定申告」を導入しました。

仕訳や帳簿のことなどちんぷんかんぷんな私でも使いこなせていますよ!