こんにちは、坊主女です。


「下手の長糸(へたのながいと)」ということわざを聞いたことがありますか?

本来は裁縫に関することわざですが、どこかで聞いたことがある方も多いと思います。

最近私は、ハマっている刺し子をするたびに「ほんと私、下手の長糸だよな(どうしても糸を長く取ってしまう)」と思っていたのですが・・・。


実はこのことわざ、日々の暮らしにもピッタリ当てはまるのでは?と思ったのです。


「下手の長糸」の意味

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私が始めて「下手の長糸」という言葉を聞いたのは、裁縫好きだった祖母からです。

祖母は私が小さい頃から針仕事をたくさん教えてくれたのですが、その時に口癖のように「下手の長糸って言うからね、ちょうどいい長さの糸を使いなさい」と言っていました。


でも子供の頃から心配性だった私(笑)は、やっぱり長く糸を取ってしまっていました。

なので当時は、「下手の長糸」の意味を下手な人は糸が足らなくなるのを心配して長く糸を取るという意味だと思っていたんです。


ところが今回、改めて言葉の意味を調べてみるとちょっとニュアンスが違いました。


正式には「下手の長糸 上手の小糸(へたのながいと じょうずのこいと)」と言うそうです。

意味は「ことわざ辞典」のサイトにこう書いてありました。
裁縫の下手な人は、針にむやみに長い糸を通して縫いにくくするが、上手な人は必要なだけの糸を使って仕事をしやすくするということ。
たしかにそうなんです。

下手な人(まさに私)は「いちいち針に糸を通したり、縫い終わりの始末をするのが面倒だから」とついつい糸を長くしてしまいます。

でも結局糸がからまって縫いにくかったり、挙げ句の果てには糸を切らなければならなかったりするんですよね・・・。

ほんと、昔の人はうまいこと言います。


暮らしも同じでは?

ことわざの意味はよくわかったけれど、何が暮らしに当てはまるの?

と思うかもしれませんが、私はまさに「暮らし上手、暮らし下手」を言い表していると思うのです。


例えば洗剤などの日用品や食材などのストック。

何度も買いに行くのが面倒だから、ちょうど特売だったから。

そんな理由で使いきれない量を買い占めてはいませんか?

そして収納場所に収まらないほどの物を持て余し、結果的には消費期限や賞味期限を過ぎてしまって手放さざるをえなくなる。

これはまさに「絡まった長糸を切らざるを得ない」状況です。


他にも身の丈に合わない物や着ない服、使わない物。

「いつか使うかも」「これは高かったから」

なんていつまでも手元に残していませんか?

これらはどんどん場所を取り、いつしか生活そのものすら圧迫してしまいます。

これも「糸が長いとかえって縫いにくい=物が多すぎると生活しにくい」ということ。


このように、楽をしようと思って物を買い込んだり、「いつか」を考えて物を溜め込んだりといった「長糸」が、結果的に暮らしにくさを生んでしまうのではないかと思うのです。


ちょうどの量で暮らし上手に

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今の暮らしに適正な量、というのはすぐにはわからないかもしれません。

でも、暮らしていくために本当に必要な物ってそこまで多くないと思います。


自分の身の丈にあった「ちょうどの量」で上手に暮らす。

私はそんな暮らしをしていきたいな、と思います。